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あるので、標準舷弧の約1/2とし、梁矢も極力少なくしてBの1/115とし、舷弧は前部垂線にて0.840m後部垂線にて0.440m、上甲板の梁矢は0.100mとした。船首部の衝撃波抵抗を少なくするためAFp/AM=6%、突出量3%Lppの辣韮形バルブを付け、船首傾斜、船尾トランザム型とし、lcbは類似船から-1.16%Lとの見当をつけた。
5.主機関の想定
類似船の例から主機出力はMCR=1,300ps、この程度の出力では最小の回転数も250rpmを選定し、満載状態・ノー・シー・マージンで13kt確保できれば、満載状態・85%出力・15%シー・マージンで12ktは得られると考え、類似船の水槽試験データからCadmを推定し試算してみると、

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従ってVs=11.25ktとなり、航海速力(Vs)11.0ktは確保されると考えられる。

164-2.gif

 

 

 

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